LAND PRICE / 地価データ特集
地価データで、
街を読む
国土交通省が毎年公表している地価公示のデータを使って、駅をひとつずつ分解しています。 8年ぶんの推移、駅からの距離と単価、容積率と前面道路の効き方。 同じ「上がっている」でも、街によって上がり方の形がまるで違います。
1駅ずつ読む
最も深く沈み、いま戻す
コロナの年に-4.0%と12駅で最も深く下げた。外から来る人の数に価格が直結する街で、良いときは強く、悪いときは弱い。
読む →隣の上野より数字がいい
8年で1.68倍と12駅の3番目。距離も容積率も同じ2地点で、前面道路の幅だけが違い単価が1.96倍開く。
読む →揺れない山手線の住宅地
商業地と住宅地の単価差が1.12倍しかない。山手線の駅で商業地域の指定がなく、容積率400%が天井になっている。
読む →水準は最高、伸びは下位
12駅で群を抜いて高いが、8年の伸びは下から3番目。コロナで2年続けてマイナスに落ちた唯一の駅でもある。425m以内に住宅地の地点が1つもない。
読む →赤羽の陰で3番目に速い
同じ北区の赤羽ほど目立たないが、伸びでは12駅の3番目。単価は赤羽の半分以下で、同じ流れの中でまだ手が届く水準にある。
読む →下げなかった県庁所在地
コロナの年も0.0%で踏みとどまった。駅の西口と東口で単価が3倍違い、距離と価格の相関はほぼゼロ。方角を先に見る必要がある街。
読む →荒川を渡ると伸びが半分
隣の赤羽が1.79倍のところ1.31倍。都心までの差は3分しかない。ただしコロナ期を2年連続0.0%で耐えた粘りもある。
読む →収録12駅でいちばん速い街
コロナの年もプラスを保った唯一の駅。ただし同じ千住二丁目の中に5.6倍の差があり、上昇は容積率600%の駅前に集中している。
読む →駅前だけが突出して上がる街
乗降客が24%減った年でも地価は3.2%しか下がらなかった。駅前商業地は8年で1.79倍。住宅地の1.35倍を大きく引き離している。
読む →住宅地が駅前より速い街
駅前商業地1.21倍に対し、住宅地は1.23倍。街全体がほぼ同じ速度で、しかも住宅地がわずかに先行して上がっている。
読む →高くても強い、ただし割安は狙えない
GCS構想という駅まるごとの再開発が動く。地価は県内最高水準で上がり続ける一方、東部の低地は浸水想定に入る。
読む →強みは本物、分かれ目は水害
面積5.1km²の日本一小さい市。駅前ツインタワー再開発が乗る一方、市全域が荒川の浸水想定区域に入る。
読む →12駅を横に並べる
最高地点の㎡単価(令和7年・国土交通省)。灰色の駅はまだ記事にしていません。
右端は平均前年比。埼玉4駅が平均+6.8%、東京4駅が平均+14.4%で、都県境をまたぐと上がり方が変わります。 川口と赤羽は隣どうしで、荒川を渡るだけで+5.3%と+13.8%に分かれます。
データについて
出典は国土交通省「不動産情報ライブラリ」の地価公示・地価調査のポイント、および国土数値情報の駅別乗降客数です。 地価公示は1月1日基準、地価調査は7月1日基準で、基準日が違うため折れ線では同じ地点どうしのみをつないでいます。 APIの制約で一度に取得できるのは駅から半径425メートル以内のため、地点が少ない駅は検索範囲をずらして補っています。
公示地価は実際の売買価格ではなく、国が選んだ標準地について不動産鑑定士が評価した価格です。 実際の取引はこれより高いことも安いこともあります。投資や購入の判断は、必ず一次情報と専門家の助言で確かめてください。